Chablis

おとなの美食時間。シャブリが導く、極上のペアリング体験。

美食の完成形—シャブリと帆立のポワレ

ワインと料理のペアリングは、ただの食事を「至福の時間」に昇華させる。
なかでも、帆立のポワレとシャブリの組み合わせは、極上のマリアージュを生み出す。


フランス・ブルゴーニュ地方のシャブリが持つ、ミネラル感と切れのある酸味。
バターのコクをまとった帆立の甘みを引き立て、アスパラガスの爽やかな風味と響き合う。
シンプルながら奥深い、この上ないペアリングといえる。

ソース・ヴァンブランとは

フランス料理の世界では、ワインと料理の相性を最大限に引き出す「ソース」が重要な役割を果たす。
なかでも、ヴァンブラン(Vin Blanc)は「白ワイン」を意味し、その名の通り白ワインをベースにしたソースだ。

エシャロットやバター、生クリームを加えることで、クリーミーで芳醇な味わいが生まれる。
このソースが、帆立の甘みとアスパラガスの青みを優しく包み込み、シャブリの酸味と合わさることで、口の中に一体感のある調和が生まれる。

" ワインと料理のペアリングは、「至福の時間」を織り成す一つの物語であり、まさに藝術。"

中嶋浩希(シェフソムリエ)

ホタテのポワレ

シャブリがこの料理に合う理由

帆立のポワレに寄り添うワインとして、シャブリが選ばれる理由は3つある。

1. 帆立の甘みを引き立てる酸味
シャブリのシャープな酸味が、帆立の繊細な甘みを際立たせ、味わいに奥行きをもたらす。

2. アスパラガスの青みをすっきりと流す
アスパラガス特有の青みを、シャブリのクリーンな味わいが整え、後味をクリアにする。

3. ソース・ヴァンブランのコクを支えるミネラル感
牡蠣殻由来の豊かなミネラルが、バターや生クリームのリッチな質感と響き合い、
バランスの良いマリアージュを生み出す。

シャブリの選び方

帆立のポワレとのペアリングには、シーンに応じてシャブリのランクを選びたい。

プティ・シャブリ(5,000円前後)
フレッシュでフルーティーな味わいが特徴。酸味が爽やかで、カジュアルに楽しめる一本。

シャブリ・プルミエ・クリュ(10,000円前後)
しっかりとした骨格とエレガントな余韻。食事とのマリアージュをじっくり味わいたい一本。

シャブリ・グラン・クリュ(20,000円前後)
熟成による複雑な香りと深みのある味わいが特徴。特別な日にふさわしい一本。

それぞれのランクのシャブリが、帆立のポワレと異なる魅力で調和する。
シーンに合わせて最適な一本を選びたい。

シャブリをより楽しむためのポイント

ワインの魅力を最大限に引き出すために、いくつかのポイントを押さえておきたい。

1. 適温は8〜12℃
シャブリは冷やしすぎると香りが閉じてしまうため、やや高めの温度で味わうのが理想的。

2. 大ぶりのグラスを使用する
シャブリの繊細な香りや味わいを最大限に引き出すためには、ブルゴーニュ型のワイングラスが適している。

3. 料理と合わせる順番を意識する
軽めの前菜から始め、メインの帆立のポワレへと進むことで、
ワインと料理の魅力をより深く堪能できる。

シャブリとともに、贅沢なひとときを

ワインは単なる嗜好を超え、ライフスタイルの一部となる。
特にシャブリのようなエレガントなワインは、シーンを選ぶことでその魅力が際立つ。

✔ 特別なディナーの一杯に
✔ 自宅のワインセラーで熟成を楽しむ
✔ 食後の語らいに寄り添うシャブリ

シャブリとともに、ワンランク上の美食時間を。
この一杯が、特別な夜の記憶をつくる。

プロフィール

中嶋浩希 – シェフソムリエ

出張料理サービス「希望のひと皿」代表 / シェフソムリエ

「どんな場所も、高級レストランに変える、五感揺さぶる出張料理人。」
フランス、日本の名店で研鑽を積み、料理とワインの極致を追求。シェフの技とソムリエの感性を融合させ、ペアリングの妙で一皿の物語を紡ぐ。「希望のひと皿」では、五感を震わす美食体験を創出し、特別な時間をさらなる高みへ。料理とは記憶を創り、人をつなぐ芸術——その信念のもと、卓越したダイニングを仕立てる。

中嶋 浩希

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