十五夜のはなし ⑦
十五夜は「お供えを盗んでもOK」?
日本各地に残る不思議な風習
お月見泥棒
地域の風習
十五夜
前回のはなし
十五夜には別名がある?「中秋の名月」「芋名月」ってどういう意味?
十五夜といえば、月見団子や里芋などをお供えして、静かに月を眺める。そんなイメージがありますよね。ところが、日本にはちょっと驚く十五夜の風習が残っています。
子どもがお供え物を持っていく?
長崎県の五島などでは、十五夜に子どもたちがお供え物を持っていく風習が伝わっています。お供えしたものを子どもたちが取っていっても、「十五夜ならOK」。地域によっては、これを「まんだかな」と呼ぶそうです。
秋田県の一部にも、十五夜に子どもがお供え物を取る風習があり、「片足御免」と呼ばれています。なんだか、昔ながらの「お月見泥棒」のようで面白いですよね。
長崎県 五島「まんだかな」
秋田県 一部「片足御免」
なぜ子どもが持っていくの?
その背景には、十五夜のお供え物を子どもたちが持ち帰ることで、豊作を願ったり、地域の人々が福を分け合ったりする意味があったと考えられています。
つまり「盗む」というより、昔の地域社会ならではの交流のひとつ。
同じ十五夜でも、月見団子を眺めるだけではありません。地域によっては、子どもたちが主役になる十五夜もあるんです。
STORY
イラストでめくる、お月見泥棒
地域に残る呼び名
長崎県 五島
まんだかな
十五夜の晩、子どもたちがお供え物を持っていってもよいとされる風習。
秋田県 一部
片足御免
同じく子どもがお供え物を取る風習。地域独自の呼び名が今も残る。
あなたの地域にも、知られていない十五夜の風習が
残っているかもしれませんね。





