さつまいもの旬はいつ?
甘くておいしい品種の選び方と、長持ちする保存方法
焼き芋、スイートポテト、大学芋。秋になると、さつまいもが恋しくなる方も多いのではないでしょうか。
ところで、「さつまいもが一番おいしい時期はいつ?」と聞かれて、すぐに答えられますか?実はさつまいもは、畑から収穫したばかりのときより、少し時間をおいてからのほうが甘くなる野菜です。また、品種によって甘さや食感が大きく異なり、保存の仕方ひとつでおいしさの持ちも変わってきます。
この記事では、さつまいもの旬と甘くなる理由、主な品種の特徴と選び方、おいしさを保つ保存方法をまとめてご紹介します。最後には、さつまいもを使ったレシピ動画もご用意しました。
さつまいもの旬はいつ?
収穫時期と「食べごろ」は違う
さつまいもの収穫時期は、品種や産地によって異なりますが、おおむね8月〜11月ごろです。
一方で、さつまいもがおいしく食べられる「旬(食べごろ)」は、10月〜翌年1月ごろとされています。収穫時期と食べごろの時期が少しずれているのが、さつまいもの特徴です。
一番甘いのは11月〜12月
旬の中でも、特に甘みが増すのが11月〜12月ごろです。秋の終わりから冬の始まりにかけてが、さつまいもの甘さのピークといえます。
甘くなる理由は「追熟(ついじゅく)」
収穫後に甘くなる理由は、「追熟」にあります。追熟とは、収穫したあとに一定期間置いておくことで、野菜や果物の味がよくなることです。
さつまいもは、収穫後に適した温度で寝かせておくと、中に含まれるデンプンが少しずつ糖に変わり、甘みが増していきます。
甘くておいしい主な品種と選び方
食感は「ねっとり系」と「ホクホク系」に分かれる
さつまいもは、品種によって食感が大きく異なります。大きく分けると、水分が多く濃厚な「ねっとり系」と、粉質でほっくりとした「ホクホク系」があり、その中間にあたる「しっとり系」の品種もあります。
好みの食感や、作りたい料理に合わせて選ぶのがおすすめです。
主な品種の特徴とおすすめの料理
| 品種 | 食感・甘さの特徴 | おすすめの料理 |
|---|---|---|
| 紅はるか | ねっとり・しっとりとして蜜が多く、甘みが濃い | 焼き芋、スイートポテト |
| 安納芋あんのういも | 甘みがとても強く、ねっとりとした食感 | 焼き芋、おやつ |
| 鳴門金時なるときんとき | ホクホクとして、上品な甘さ | 焼き芋、煮物、天ぷら |
| シルクスイート | しっとりとして、きめ細かくなめらか | 焼き芋、スイーツ |
| 紅あずま | ホクホクとして、甘さのバランスがよい | 煮物、天ぷら、大学芋 |
| パープルスイート | 中身が紫色で、甘さは控えめ | スイーツ、彩りを生かした料理 |
パープルスイートの紫色は、ブルーベリーなどにも含まれる「アントシアニン」という色素によるものです。お菓子やサラダに使うと、鮮やかな色合いを楽しめます。
迷ったら「紅はるか」から
どの品種を選べばいいか迷ったら、まずは紅はるかを試してみてはいかがでしょうか。
紅はるかは、濃厚な甘さとしっとり・ねっとりとした食感を兼ね備えた品種で、焼き芋にすると蜜があふれるほど甘くなることから、生産者の間でも人気の高い品種です。
さつまいもの保存方法
さつまいもは、保存の仕方によっておいしさの持ちが大きく変わります。基本は常温保存で、暑い時期だけ冷蔵庫を使うのがポイントです。
基本は常温保存
さつまいもは寒さにも湿気にも弱いため、冷蔵庫ではなく常温で保存するのが基本です。
- 洗わずに土を軽く落とす水で洗うと傷みやすくなるため、土は手で軽く払う程度にします。
- 表面を乾かす収穫したばかりのものや、表面が湿っている場合は、2〜3日ほど日の当たらない場所で陰干しします。
- 新聞紙で1本ずつ包む温度や湿度の変化からさつまいもを守ります。
- 段ボールや紙袋に入れて保管する風通しのよい冷暗所で保存します。温度は10〜15℃ほどが目安です。
保存できる期間は、さつまいもの状態や保存環境によって変わります。1か月ほどを目安に、商品に賞味期限の表示がある場合はそちらを参考にしてください。
また、箱で届いたさつまいもは、早めに一度箱から出して状態を確認しましょう。傷があるものや柔らかくなっているものは、ほかのさつまいもと分けて、先に使うのがおすすめです。
冷蔵保存は暑い時期だけ
室温が20℃を超えるような暑い時期は、冷蔵庫の野菜室で保存します。
- 新聞紙で1本ずつ包む
- ポリ袋に入れ、口をゆるく結ぶ乾燥を防ぎながら、湿気がこもりすぎないようにします。
- 野菜室で保存する冷蔵室よりも温度が高めの野菜室を使います。
冷蔵保存の場合は、長くても1か月以内を目安に食べきりましょう。
カットしたさつまいもの保存
使いかけのさつまいもは、切り口から傷みやすくなります。水に浸した状態で保存容器に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。水は1日1回替えます。
加熱してから冷凍する方法
すぐに食べきれない場合は、冷凍保存もできます。生のままではなく、茹でる・蒸す・焼き芋にするなど、加熱してから冷凍するのがポイントです。
おいしさを保つ3つのポイント
- 寒さに弱いさつまいもは寒さに弱く、冷えすぎると黒ずんだり、食感が悪くなったりします。冬場は、窓際や床の上など冷気が直接当たる場所を避けて保存しましょう。
- 水分に弱い水気がつくと傷みやすくなります。保存前に洗わないこと、新聞紙と段ボールで湿気から守ることを意識しましょう。
- 寝かせて甘みを引き出す収穫後に寝かせることで、さつまいもは甘みを増していきます。旬の時期にまとめて購入し、正しい方法で保存しながら味わうのが、さつまいもをおいしく楽しむコツです。
紅はるかで作りたい!おすすめレシピ動画
おいしく保存できたら、次は料理で楽しみましょう。松丸産直デパート公式Instagramで公開している、さつまいものレシピ動画をご紹介します。
失敗しないレンチンレシピ
電子レンジを使った、手軽に作れるさつまいもレシピです。
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元ミシュラン二つ星料理人が伝授する、さつまいもスイーツ
プロの料理人が教える、さつまいもを使ったスイーツレシピです。
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まとめ:旬の時期にまとめて買って、寝かせながら楽しもう
さつまいもの旬と品種、保存方法についてご紹介しました。最後に要点を振り返りましょう。
- さつまいもの食べごろは10月〜翌年1月。特に11月〜12月が甘さのピーク
- 収穫後に寝かせる「追熟」で、デンプンが糖に変わり甘くなる
- 食感は「ねっとり系」「ホクホク系」「しっとり系」。迷ったら紅はるかがおすすめ
- 保存は常温が基本。洗わずに新聞紙で包み、10〜15℃ほどの冷暗所で
- 暑い時期は野菜室、食べきれない分は加熱してから冷凍
イラストでめくる、さつまいもの話
さつまいも早見
今年の秋は、旬のさつまいもを上手に保存しながら、
焼き芋やスイーツでじっくり味わってみてはいかがでしょうか。





